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福島県のごはん日記

~土づくりにこだわった冬場の健康食材『ふくしま にらっ娘』~ 矢吹町 鈴木直美さん、和子さんご夫妻

2018/03/16 18:44 昼ごはん 晩ごはん

福島県矢吹町で「ニラ」を栽培する鈴木さんご夫妻。直美さんは、お婿さんとして農家に入り、元々は兼業で農業を行っていましたが、現在では専業農家として11月までトマトを生産し、12月からはニラを生産しています。


ニラの生産は先代が始めたもので、鈴木さんご夫妻が受け継ぎ、もうすぐ10年、先代から数えると30年以上になります。現在はJA東西しらかわのニラ専門部会の部会長を務められ、ニラの生産振興に取り組まれています。生産する3棟のハウス(800㎡)は、周辺の農地が見渡せる高台にあり、そこからの眺めはすばらしく、澄んだ空気の中で、12月~3月のハウス内には、青々としたニラが元気よく育っています。


鈴木さんご夫妻が生産されているのは、主に「ハイパーグリーンベルト」という品種の青ニラです。以前は新しい品種が出る度にいろいろと試していたそうですが、品種によって微妙に育ち方や色、葉幅、袴(白い根元の部分)の長さなどが異なるため、近年はバランスの良い品種に固定化しつつあるそうですが、過去に1つの品種しか生産していなかった際に、種が手に入らず大変ご苦労された経験から、2つの品種を生産することでリスクを分散し、安定出荷に努められています。


鈴木さんご夫妻が生産するうえで最もこだわっているのは、土づくりとのこと。市販の炭のほか、籾殻を蒸し焼きにした手づくりの燻炭や大豆かすなどを土に混ぜ、微生物を増やすことで畑の地力を強くすることを心がけています。「ミミズがいる土壌は地力が強い証拠」と教えてくださいました。こだわりを持って作った土で育ったニラは、葉幅は広いのにピンと立ち、色が濃いものができます。これまでの経験を通して、鈴木さんご夫妻も「自信を持って生産できるようになった。」とのことです。


ニラには緑黄色野菜特有の成分であるベータカロチンが豊富に含まれているほか、ビタミンやミネラル成分もバランスよく含まれています。また、ニラ独特の香りのもとは、ねぎやにんにくにも含まれるアリシンという成分で、殺菌力を持っています。さらに、豚肉と一緒に調理することで、身体の疲れをとる効果もあると言われ、免疫力の下がりがちな時にぴったりな健康食材です。一般的に根元に近い方にアリシンが豊富で香りが強く、葉先に近い方にベータカロチンやビタミンEが多いとされています。


収穫したニラはすべてJA東西しらかわへ出荷しており、首都圏の市場等へ届けられます。福島県産のニラは平成28年産で都道府県別第6位の作付面積を誇り、「ふくしまにらっ娘」の愛称で売場に並び、冬場に欠かせない食材として好評を得ています。食卓のメイン食材にはなりにくいニラですが、栄養価なども含めてスーパーサブの食材としてはピカイチです。「ふくしまにらっ娘」の文字やロゴマークを見かけた際は、是非一度お買い求めください。



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