78aed5b97e83e0d0fc7489c0233e2007
福島県のごはん日記

~えぐみの少ないシャキシャキ食感『しゅんぎく』~ 南相馬市 半谷眞知子さん

2018/03/23 15:27 昼ごはん

福島県南相馬市原町区北長野で「しゅんぎく」を栽培する半谷眞知子さん。葉たばこ専業農家である旦那さんの勝彦さんとの結婚を機に、農業に従事し始めますが、平成20年頃を境に葉たばこから野菜の生産に切り替えるようになりました。当初はしゅんぎくのほか、かぼちゃやパプリカ、トマトなどを生産していましたが、平成23年の東日本大震災により、パプリカやトマトの契約販売先が撤退してしまったことから、現在は水稲に加え、しゅんぎく、かぼちゃ、おくらの生産を勝彦さん、息子さんの3人で行っています。


眞知子さんは現在、約600名が所属するJAふくしま未来女性部のそうま地区部長を務めています。東日本大震災前は1,000名以上が所属していましたが、震災をきっかけに地区を出て行かれた方や、高齢を理由に農業をやめてしまった方が多いそうです。それでも、約600名という大所帯の女性部員をまとめ、日頃から女性の社会的・経済的地位の向上や地域活性化、貢献活動の広域化などに取り組んでいます。


半谷さん一家が生産するしゅんぎくは、「さとあきら」という品種で、すべて約30アール(3,000㎡)のハウスで栽培しています。収穫時期は11月から3月で、栽培に水稲の苗づくりのハウスを利用できることが大きなメリットだそうです。しゅんぎくの生産を始めたのは、女性部でしゅんぎくを生産する農家さんへ研修に行った際に可能性を感じたのがきっかけで、それから本格的な生産を始めたそうです。土地柄、雪が降ることが少なく、夜の気温もそれほど下がらないため、品質の高さに加え、安定した生産や出荷が可能となり、販売先からも厚い信頼を受けているそうです。


半谷さんが生産するしゅんぎくは、軸は太く、葉肉は厚いため、しっかりとした重量感があります。葉色は明るく緑が鮮やかで、香りは強くなく、味は軸に甘みがあり、食味が良いのが特徴です。有機・低農薬栽培で、茎を太くし、しっかりとした枝葉が付くように生産することにこだわっています。そのために、ハウス内にホースを巡らして潅水し、水の管理を徹底しています。また、必要な時に必要な栄養分を与えるために、同様の方法で液肥を与えています。


「ハウスで生産することで、えぐみが少なく、茎は柔らかいのに、シャキシャキした食感がクセになる。生で食べても、てんぷらや鍋物などで食べてもおいしく食べられる。」と教えてくださいました。

収穫したしゅんぎくはJAふくしま未来へ出荷しており、県内外の市場等へ届けられます。スーパーなどで福島県産のしゅんぎくを見かけた際は、ぜひお買い求めください。



クックパッドブログへの
ご意見・ご感想をお聞かせください