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福島県のごはん日記

~有機・低農薬で作る濃い緑と甘みが特徴の『ブロッコリー』~ 南相馬市 渡部梅香さん(片倉夢ファーム)

2018/03/23 15:50 朝ごはん 昼ごはん 晩ごはん お菓子

福島県南相馬市原町区片倉で「ブロッコリー」を栽培する渡部梅香さんは、結婚を機に葉たばこや露地・施設野菜、稲作を行う兼業農家の一員として農業に従事しました。その後、平成20年からは稲作とかぼちゃ、ブロッコリーの生産に重点を置くようになりましたが、平成23年の東日本大震災により、家族は別々の暮らしを余儀なくされ、旦那さんの病死や義理のお父さんの介護も重なり、作付もままならない状態になりました。それでも「田畑を荒らしてはいけない」と、ほ場の手入れを欠かさずに行っていたそうです。


そんな中、それまで個人で行ってきた農業生産を、地区の住民同士の共同作業で作付を行うようになり、その団体の名称を「片倉夢ファーム」と名付けました。共同作業を行うのは、ブロッコリーのほか、かぼちゃ、えごまの3品目で、10年以上の生産実績を持つ渡部さんは、野菜生産の責任者です。「片倉夢ファーム」は地区住民10軒20人で構成され、今年はさらに法人化により本格的な経営へに歩みを進めるほか、苗づくりなどにもチャレンジするとのことです。


渡部さんたちが生産するブロッコリーの品種は「沢ゆたか」という品種で、緑色が濃く、茎が柔らかいのが特徴です。南相馬市は、福島県内でも比較的温暖で雪も少ない土地柄で、12月初旬頃を旬として、例年11月中旬から1月一杯まで収穫でき、最盛期には約10,000㎡の畑が一面のブロッコリー畑となり、圧巻の光景が広がります。「今年の出来は特によかった。」と渡部さん。


渡部さんが力を入れているのは、品質が良いものをつくること。元々葉たばこを生産していた土壌のため地力が高く、それに加え、後作のかぼちゃに使った敷藁ごと土にすき込んだり、近隣の畜産農家が作る良質な堆肥を使ったり、丁寧な土寄せや追肥を行うことで、肥沃な土づくりを心がけています。こうした有機・低農薬で生産されたブロッコリーは、葉が生い茂り、花蕾は硬く均一の緑色に揃い、身の締まった甘みのあるものとなります。収穫したブロッコリーはJAふくしま未来へ出荷され、県内外の市場等へ届けられます。冬場のブロッコリーは特に甘みが強く、非常に美味しいそうです。


ちなみに、渡部さんたちが作る「えごま」は、生産から収穫、乾燥までを自分たちで行い、それを福島県内で搾り、「えごま油」にして販売しています。このえごま油は、ブロッコリーはもちろん、多くの野菜と相性が抜群です。えごま油は「道の駅南相馬」や「セデッテかしま(常磐自動車道 南相馬鹿島サービスエリア)」で販売しています。




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