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福島県のごはん日記

~気温の寒暖差が生み出す抜群のうまみ「会津田島アスパラ」~ 南会津町 湯田重利さん

2018/07/30 09:43 イベント 旅行・お出かけ くらし


 南会津農林事務所では、平成30年7月20日から8月31日まで、JAや地元の飲食店・湯野上温泉の宿泊施設と連携し、『南会津で知る・味わう「会津田島アスパラ」プロジェクト』を実施しています。


 アスパラガスの作付面積は全国第4位(平成28年)で、会津地方が栽培の中心地となっています。中でも「会津田島アスパラ」は、南会津郡(下郷町、只見町、南会津町)で生産されたアスパラガスで、平成29年7月にはアスパラガスとして全国初の地域団体商標(※)を取得し、当地方が誇る特産品となっています。標高500m~800mで栽培され、昼夜の温度差が生み出すとびっきりの甘みと柔らかさが自慢で、グリーン・ホワイト・パープルの3色に加えて、近年、ピンクも登場しました。

 「会津田島アスパラ」は昭和46年から南会津郡で作付が開始され、平成3年には販売額が3億円を超える産地に成長したものの、その後は生産者の高齢化等により面積、生産量ともに減少しているのが悩みとなっています。

 本プロジェクトは、地元の飲食店や湯野上温泉の旅館等で「会津田島アスパラ」を使った料理を提供し、観光客や地元の皆様等に楽しんでいただき、「会津田島アスパラ」の更なる知名度向上を通して生産振興につなげることを目的として、今年度初めて取り組んだ事業です。


 今回は、南会津町田部にお住まいで、JA会津よつば会津田島アスパラ部会長を務められている湯田重利さんにお話を伺いました。

 湯田さんは、アスパラガスを生産して46年目のアスパラ栽培の大ベテランです。アスパラガスだけで1.0haのハウスを経営され、「ふくきたる」、「はるむらさきエフ」など数種類の品種を育てていらっしゃいます。


 アスパラガスは春先から芽が出始め、秋まで収穫できます。収穫がピークを迎える頃には、1日に10cm~20cmも成長するため、朝と夕の2回収穫が必要です。

 収穫時期は湯田さんご夫婦とパートさんの3人で、朝は4時過ぎから作業を始め、12時過ぎまで収穫や選別などの作業をこなされているそうです。

 栽培に当たって一番苦労するのは病害対策で、茎枯病が蔓延すると収穫量が激減することから、栽培をやめてしまう大きな要因となっているとのことです。年間販売額3億円を超えた頃のアスパラガス生産200人いましたが、今では80人程度となっているとのことです。後継者不足が大きな問題で、今後は生産者を増やし、産地としてまた盛り上げていきたいと、抱負を語っていただきました。


 さて、アスパラガスはゆでて食べるのが一般的ですが、『南会津で知る・味わう「会津田島アスパラ』プロジェクトでは、天ぷらや漬け物、ピザの具として使用するなど、いろいろな食べ方で楽しんでいただけます。湯田さんのお宅でも、卵とじや漬け物にしてアスパラガスを楽しんでおられるそうです。

 「会津田島アスパラ」は、「まちの駅 南会津ふるさと物産館」など南会津郡内の農産物直売所で購入できます。南会津地方へのご旅行の際のお土産品としてもお勧めです。穂先がしまって茎がまっすぐなもの、色が濃くつやのあるアスパラガスを選んでください。

 せっかくの夏休み、涼しい南会津でおいしいアスパラガスをお召し上がりください!

○南会津で知る・味わう「会津田島アスパラ」プロジェクト

https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/36250a/aizutazimaasupara.html

○まちの駅 南会津ふるさと物産館

https://www.kanko-aizu.com/kau/2115/


 ※地域団体商標: 地域名と商品名からなる商標で、地域の特産品等を他地域の産品と差別化を図るための地域ブランドづくりを支援する制度です。本県では、南郷トマト、会津田島アスパラ等7件(H30.7.20現在)が、地域団体商標を取得しています。

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