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福島県のごはん日記

~「あんぽ柿」発祥の地で受け継がれる伝統の技術~ 農業生産法人種まきうさぎ株式会社 岡崎万紀さん

2018/12/14 16:38 お菓子 旅行・お出かけ 家族

 農業生産法人種まきうさぎ株式会社は、「あんぽ柿」発祥の地である福島県伊達市五十沢地区であんぽ柿の製造をしています。自然豊かな五十沢地区は、柿畑が多く収穫時期になるとオレンジ色の美しい景観が広がります。

 種まきうさぎ株式会社代表取締役の岡崎万紀さんと旦那さんの靖さんにお話しをうかがいました。

 あんぽ柿の原料となる柿の生産をしているのは、旦那さんの岡崎靖さんです。100年前から続く農家の4代目で、柿は2,000本、イチジク300本、桃180本を栽培しています。他にも、りんご、パパイヤ、ブロッコリー、スイートコーン、ケール、ニンニク、カボチャ、カブ、ミニトマトなど・・・7haの農地でたくさんの農産物を生産しています。


 美味しいあんぽ柿の生産は、良い柿を生産することから始まります。美味しい柿を生産するために大切なことは「土づくり」で、土の状態に応じて最適な肥料の管理をしっかりすることがポイントとのことです。

 種まきうさぎ株式会社さんのあんぽ柿は、「蜂屋柿(はちやがき)」と「平核無柿(ひらたねなしがき)」を使っていて、蜂屋柿は、釣鐘状の形で加工したときに大きくて立派なあんぽ柿になります。平核無柿は、偏平で四角の形をしています。種が無いのでとても食べやすい柿です。あんぽ柿の表面が白くなっているのは、糖が固まったもので、表面をあえて傷つけてから乾燥させることで、糖が表面で固まり、あんぽ柿を白くお化粧してくれます。


 美味しい柿ができたら、万紀さんにバトンタッチしてあんぽ柿の製造に入ります。

あんぽ柿の製造工程は大きく7つです。

1)収穫した柿を1週間くらい追熟させます。

2)大きさごとに7段階の細かい選別をしていきます。

3)柿の皮を剥いていきます。1つ1つ皮を剥くため、最盛期の11~12月は1日1万個以上の皮を剥くことになります。

4)柿に紐を通して「硫黄くん蒸」します。この硫黄くん蒸があんぽ柿の特徴で、殺菌と酸化防止効果があり、干し柿にしても黒くならず、綺麗なオレンジ色になります。

5)減圧室で予備乾燥をします。水分が抜けて1/3くらいの重さになり、甘味と柿の風味が濃縮されます。

6)日陰で本乾燥をします。

7)遠赤外線や減圧室で仕上げ乾燥をしたら完成です。


 あんぽ柿は、干し柿より水分含量が多く、柔らかくジューシーなのでスイーツ感覚で食べられるのが特徴です。万紀さんは、もっと若い世代にもあんぽ柿を食べてほしいということで、可愛いパッケージのあんぽ柿も販売しています。


 岡崎さん夫婦は、あんぽ柿以外にも6次産業化に精力的に取り組まれています。ドライフルーツや漬物、調味料など様々な農産物の加工品を開発しており、オススメは「林檎の蜜・桃の蜜」と「日本みつばちのお酒 百華」。

 「林檎の蜜」は、1瓶に獲れたてのリンゴ約5個を贅沢に使用し、果汁を凝縮させ、とろ~りとした商品です。パンやヨーグルトにかけても美味しいですが、オリーブオイルとワインビネガーと合わせて、アップルドレッシングにするのもオススメです。

 また、「日本みつばちのお酒 百華」は、今では幻と言われるニホンミツバチが集めてくるハチミツを醸造したお酒です。白ワインのようなキレ味と爽やかな飲み口が特徴です。

 万紀さんの経営する農業生産法人種まきうさぎ株式会社のホームページから、「あんぽ柿」や「林檎の蜜」等が購入できますので、ぜひご覧ください。


■農業生産法人種まきうさぎ株式会社

http://www.tanemaki-usagi.jp/

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