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福島県のごはん日記

特定非営利活動法人あたごの取組(福島県南会津町) ~6次化からGAPの取得まで~

2019/06/28 15:39 お菓子 キッチングッズ 旅行・お出かけ くらし

南会津町中荒井に所在する「あたご共同作業所」は、地域に暮らす障がいのある方の支援を行っており、平成9年に活動を開始しました。平成19年にはNPO法人となり、21年には就労継続支援B型の認可を受け、多機能型事業、共同生活援助事業などを行っています。


あたご共同作業所には、現在40名弱の利用者がいますが、それぞれの希望に合わせて、割り箸や木質ペレットの製造、ドライフルーツや菓子類の加工、農作業など、様々な活動を展開しています。平成29年には、南会津町新庁舎1階に「ひかりのひろばカフェ」がオープンし、その運営にも当たっています。


主力商品の割り箸は、南会津産の杉間伐材を原料としており、一般的な割り箸と異なり、質感や色合い、手に取った時の使いやすさなど大変品質の高いものに仕上がっています。地域の飲食店はもとより、「樹恩割り箸(※1)」として東北地区の大学生協などに年間約200万膳が納品されるなど、多くの方に使用されています。間伐材のうち、割り箸に適さない部分は、ペレットストーブの燃料である木質ペレット用に加工しており、地域材を無駄なく効果的に活用しています。


また、おしゃれなパッケージのドライフルーツや、お菓子、味噌など、添加物を一切使用しない6次化商品の製造・販売にも取り組んでいます。県内産の果物にこだわって作られているドライフルーツは、リンゴ、身不知(みしらず)柿、イチゴ、桃など様々な種類があり、旨味がぐっと凝縮されているので、最近SNSで話題の「フォンダンウォーター」(水や炭酸水に“ドライフルーツ”を入れた 新しいデトックスウォーター)の材料としても最適です!


あたご共同作業所では「農福連携(※2)」にも取り組んでいます。生産している主な農産物は、大豆、トウモロコシ、大根、ブルーベリーなど。生産者の顔が見える安全・安心な農産物を消費者の皆様に提供できるよう、町内のスーパーなどに直接卸したり、作業所で製造している商品の材料にも使用しています。

これらの農産物については、今後「FGAP」認証を取得し、利用者の方々の農作業における更なる安全性を確保し、一層の経営改善を図りたいとのことで、昨年度から、認証取得に向けた取組を進めているところです。




令和元年5月には、これらの取組が評価され、首相官邸で開催されている「安倍首相と障害者との集い」に招待されました。集いの様子は、首相官邸You Tubeでご覧いただけます。(https://www.youtube.com/watch?v=GVMfPl7fIZk)


「あたご共同作業所」の商品は、「ひかりのひろばカフェ(南会津町役場内)」や「道の駅たじま」等で販売されていますので、ぜひ、お手に取ってご覧ください。

また、南会津町内で飲食された際には、是非、割り箸に注目してみてください。それは、あたごさんが心を込めて製作された間伐材割り箸かもしれません^^


※1 樹恩割り箸

日本の森林を守り、元気にするために間伐材・国産材を使うこと、障がい者の仕事づくりに貢献すること、食堂の排水を減らすこと、という3つの目的をもって作られている割り箸。全国5ヵ所(福島、東京、徳島、埼玉、群馬)の知的障がい者施設で製造されています。

※2 農福連携

障がい者等の農業分野での活躍を通じて、自信や生きがいを創出し、社会参画を促す取組のこと。担い手の高齢化と減少が進む農業分野と、障がい者や高齢者らの働く場の確保を求める福祉分野双方の課題解決が図れるWin-Winの取組です。


○NPO法人あたご

〒967-0005

福島県南会津郡南会津町中荒井字西原47番地

電話:0241-62-6211


あたごさんでは、ドライフード・パウダーの加工も受託しています。「たくさん収穫したけど、消費しきれない!」というお悩みをお持ちの皆様。野菜や果物をドライ加工や、粉末加工すると、長期の保存が可能となります。ぜひ、あたごさんまでご相談ください!




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