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福島県のごはん日記

地元産品を地元で加工。地元のお母さんたちの加工グループ ~智恵子の里農産加工組合~

2020/01/10 11:44

 「智恵子抄」で有名な高村智恵子のふるさと、福島県二本松市旧安達町の油井地区に地元のお母さんたちで構成された「智恵子の里農産加工組合」があります。

 もともといくつかあった女性グループの中で加工を目的に集まった9人が創設メンバーとなり、昭和62年に創設されました。当時は養蚕が盛んで、養蚕の合間に夜だけ集まって、きゅうりや梅干しの加工をしていました。

現在は、上は70代から下は40代まで8人のお母さんたちが道の駅などに出荷するため、1年365日休みなく地元の野菜を加工しています。


 旧安達町では平成元年ころから米の生産調整により、キクイモづくりが奨励されましたが、田んぼでは思うように作れず、畑に植えるようになりました。その後はキクイモを栽培する人はわずかとなり、かつて植えられたものは野生化していったのです。

 その後は二本松市上川崎産のキクイモを加工していましたが、3年前に二本松市の隣の大玉村に「あだたらの里直売所」がリニューアルオープンすると、大玉村でもキクイモが作られていることを知り、直売所の矢吹吉信店長の紹介で、大玉村の生産者さんから直接組合に卸してもらうことになりました。


   大玉村の渡辺敏雄さんの収穫の終わったキクイモ畑です。 キクイモはヒトの消化器官では分解不能で大腸の腸内細菌によってはじめて分解される「イヌリン」を多く含み、ビフィズス菌の生育に影響を与えることが知られています。



刈り取る前は背丈が2メートルにもなります。






土付きのキクイモを購入し、加工所で洗います。










土を洗い落としたキクイモ。






梅でつけたものを袋詰めします。






出来上がった商品は、キクイモの「たまちゃん漬」です。





 こちらは、大玉村でヤーコンを生産している遠藤勝栄さんの畑です。「智恵子の里農産加工組合」では、ヤーコンを使った加工品も作っています。

 ヤーコンは9月末から11月上旬にかけて収穫されます。ヤーコンには腸内フローラを改善するフラクトオリゴ糖をはじめ、ポリフェノールや食物繊維が多く含まれています。

 遠藤さんご夫妻は様々な野菜を作っていますが、ヤーコンは奥様の三紀子さんが担当しています。


こちらはヤーコンの「たまちゃん漬け」です。










   現在はほかにも地元産の梅、しそなどを使い、ご飯に合う「おかずみそ」や漬物、シフォンケーキなどを加工販売しています。

 「現在の平均年齢は60歳くらい」と話す代表の安田セツ子さん。「私が元気なうちは、がんばってやっていきたい」と話してくれました。


 「智恵子の里農産加工組合」の商品は、東京都の「日本橋ふくしま館Midette」、福島市の「福島県観光物産館」、二本松市の「道の駅安達上下線」、大玉村の「あだたらの里直売所」、JAふくしま未来農産物直売所「こらんしょ市」二本松店・本宮店、郡山市のJA全農福島の農産物直売所「愛情館」などで購入できます。



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