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福島県のごはん日記

酒米づくりの挑戦 ~おいしい日本酒を作るために~未来農業株式会社 丹野友幸さん

2020/11/24 17:13 お酒・おつまみ

 のどかな田園風景の広がる福島市松川町の水原地区。「おいしいお酒が大好きだ」という未来農業株式会社の丹野友幸さんはおいしいお酒を造るための原点である酒米を栽培しています。

もともと主食用の米を作っていた丹野さんのお父さんが、酒米づくりを始めるきっかけとなったのは平成9年のことです。福島市唯一の酒蔵である有限会社金水晶酒造の杜氏が水原地区出身だった縁で「酒米を作ってみないか」と誘われました。その後水原地区の米農家の有志で「酒米研究会」を立ち上げ、福島の米でオリジナルの酒を造ろうと活動し「酒米農家」になっていきました。

丹野さんは、高校を卒業して、新聞記者やパンの配達などをしていましたが、お酒に関わる仕事につきたいと考えていました。「お酒を造る」ことの原点が「酒米を作ること」だと思った丹野さんは平成13年にお父さんの後を継ぎ、就農することを決意します。平成28年には未来農業株式会社を創設し、現在は福島県オリジナル品種の「夢(ゆめ)の香(かおり)」や「福乃(ふくの)香(か)」を始めとする酒米を栽培し、金水晶酒造や震災後浪江町から山形県長井市に蔵を移した株式会社鈴木酒造店などと契約し、おいしい日本酒の原料を供給しています。「コシヒカリ」などの主食用米9品種を栽培し、味噌造りや糀、お米を使ったお菓子の製造販売も手掛けています。平成29年からは、福島市内の酒米生産者や関係者と発足した「福島地域酒米研究会」の会長も務め、お米と人、人と酒、酒と地域を結ぶ活動を広げています。


 現在45歳の丹野さんは福島大学食農学類の1年生でもあります。忙しい農作業の合間に大学に通い、酒米栽培の規模拡大と技術向上や、無駄や廃棄のない農業経営の在り方を学んでいます。

福島市は平成30年に国から法律上の基準より少量でも酒類製造免許が取得できる構造改革特別区域に認定されています。将来、酒類製造免許を取得し、自分が育てたお米でおいしいどぶろくを作りたいという夢を語ってくれました。

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